井口内科医院承継の道のり ~その4~
【私と井口内科医院】
先々代の院長であった井口和幸先生の父上、私の叔父である井口善二郎先生が昭和36年1月に井口内科医院を鎌倉市御成町に開設しました。連れ合いである実子(じつこ)叔母が私の母親の実の姉です。母は8人兄弟姉妹でしたが、実子叔母は母が最も慕っていた10歳年上のお姉さんでありました。私は生まれてから両親と材木座に住んでおりましたが、5歳になった年に井口内科医院まで徒歩3分の由比ヶ浜に引っ越しました。子供のころは頻繁(ほぼ毎日のように?)に井口家にお邪魔をしていました。和幸さんは日本大学医学部卒業後、自衛隊病院に就職して研鑽を積み平成7年に井口内科医院副院長として院長である叔父と二人三脚で仕事を始めました。平成21年に叔父が天に召され和幸さんが院長に就任、平成27年には鎌倉市医師会長に就任しました。とても明るい性格の和幸さんでしたがいろいろな病気を患い、平成31年1月ついにその生涯に幕を閉じました(享年67歳)。晩年は入退院を繰り返し診療業務がままならなくなったため、日替わりで和幸さんの友人のDrたちや知り合いDrが井口内科医院の診療を支えてくれました。私も可能な限り大学を休んで(さぼって?)お手伝いさせて頂きました。午前は沢山の患者さんの外来診療を行い、午後には鎌倉市内の往診にも行きました。ご存じのように鎌倉は山が多いところでありますが、往診をすることによって、通院手段のない患者さんがこんなに沢山いらっしゃるということに初めて気づきました。往診すると患者さんたちから大変喜ばれ感謝されました。文字通り医療の原点はここにあり、を痛感しいずれ私も地域医療に貢献したいと思うようになりました。大学病院を辞してから約6年間、千葉市内にある創進会みつわ台総合病院(中田泰彦理事長)に勤務しましたが、肝臓疾患以外の様々な疾患に接する機会を与えて頂いたことは今後の井口内科医院での診療に大きなプラスになりました。今までの経験を生かして鎌倉の皆さんの健康維持がお手伝いできるよう頑張って参りたいと思います。胃内視鏡を徐々に増やし大腸内視鏡も取り入れて、消化器内科と肝臓内科を中心に診療し、今まで通り健診にも力を入れて参ります。金曜の午前は先代院長である室本先生による循環器内科診療や心エコーをお願いしております。そしてタイミングをみて早く訪問診療を開始したいと考えております。どうぞ宜しくお願い申し上げます。